俳人の辞世と生き方

俳人の遺した辞世と生き方を探索中

小杉一笑

芭蕉との邂逅を楽しみにしながら、若くして死んでいった小杉一笑。奥の細道の旅でそれを知った芭蕉は、「塚も動け我泣声は秋の風」と詠んで悲しんだ。一笑がこの世を去ってから、一年が来ようとしていた。
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猫の俳人 久保より江

「ねこに来る賀状や猫のくすしより」「泣き虫の子猫を親にもどしけり」「猫の子の名なしがさきにもらはれし」など、猫の俳句においては、この人の右に出るものはいない。

大正時代の、女流俳人華やかなりし日に、その中心になることも許されたより江は、学者である夫を支える方に力点を置いた。その生き方は、惜しくもあり、美しくもある。

⇒ 久保より江 | 週刊俳人のシニザマ

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